こんにちは、ぐっちょんです。
最近の教育系YouTuberの人達がこぞって良い本だと言っている、岡本太郎さんの「自分の中に毒を持て」を読んでみました。
結論を言えば、ただ惰性的に生きるのは生きているというのか?全ての瞬間に死を覚悟して全力で生きて輝け!
というメッセージを感じました。
岡本太郎さんといえば、「芸術は爆発だ!」という言葉で流行語大賞をとったり、大阪万博で太陽の塔を作った偉大な芸術家、という事を知っている人は多いと思います。
特に作品を見たことも無く、名前と流行語と太陽の塔しか知らなかった自分にとっては、岡本太郎という人の生き方と考え方を知ることが出来ました。
この本の初版は、1988年バブル真っ盛りの好景気で世界2位の経済大国として国民が浮かれていて、お金が日本に有り余っている時にも関わらず、不景気の現在に書かれたんじゃないかないかと思わせる様な内容の作品です。
(本書の中の言葉を引用して、自分の感想を入れながら書いているので内容が気になったら、ぜひ読んでみて下さい)
第一章
意外な発想を持たないとあなたの価値はない
日本という国ではオリジナリティーを持つことを許されない
1911年生まれの岡本太郎さんの時代も、オリジナリティーを持つことが許されないサラリーマンを作る教育だったんですね。
当たり前ですが、今よりも昔の方が生きにくい時代だったみたいです。
島国だからこその閉ざされた国民性がある
今までどの国にも侵略されていない事や、江戸時代の鎖国などで、陸続きの国より異文化が入りにくかった事で、良い意味でも悪い意味でも日本の国民性だと思います。
日本のサラリーマン育成型の教育で個性をつぶしている
この時代に気づいていた事に衝撃を受けました!
確かに岡本太郎という人は、個性強いですから気づいてて当たり前といえば当たり前なんですね。
これも良い意味で日本が発展するための教育として高度経済成長期には、サラリーマン量産型は良い教育だったと思います。
ですが、この教育が続いたせいで、全ての分野において後進国となった日本に気づいていない人が多いみたいです。
ようやくそれに気づいて、プログラミングで論理的思考を学び、世界に通用するように英語教育も小学校一年生から開始になったのは良いことだと思います。
気が弱くても強くなろうとせず、それを受け入れてしまえ!
その通りですね、自分も気が弱くて何か自分を大きく見せようとしたりすることがありますが弱いところや苦手なことを受け入れたらもっと楽に生きられるかもしれないですね。
三日坊主でかまわない、やりたいと思った瞬間に全てをぶつけろ、いずれやろうや昔は意味がない
明日やろうは、バカヤローですね。
やりたいな、やりたいけど時間がない、やらないと何も始まらないから思った瞬間にやってみる。
3日坊主でも、やらないよりチャレンジすることに意義があるので、思いついたら何か始めてみようと思います。
他人からどう思われてもいいから自分を持て
これ一番難しいですね…
人の目を気にしてしまう自分にとっては、一番変えたい所かもしれません。
第二章
個性には出し方 薬になるか毒になるか
出る釘は打たれるが、出ないと世の中変わらない。
よく聞くことわざですが、岡本さんは、大人の言った納得いかない意見に殴られても自分を曲げずに耐え続けたらしいです。
子供だからといって誤魔化したり、嘘を言うのは良くないことですね。
8歳ぐらいから大人の言う大体のことは理解していたらしいので、小さい子供でも一人の人間として尊重しないといけないですね。
自分は果たしてその年齢の時に、大人のいう事をそこまで理解していたのか疑問です…
小学校を4つも変わった
教師と何度もぶつかって、近所の小学校4つ変わったらしいです。納得いかないことを反論したら出る釘は打たれるので、小学校一年生で大人に反発する精神と、言いくるめられない思考力は素晴らしいものですね。
自分が小学校一年生の時特に何も考えていなかったと思います。
つい2.3年前まで何も考えず周りに流されて人生を生きていました。
ごまかしや嘘をつく大人に屈しない
自分の信念が無いと権力などの大きな力に流されてしまいますが、岡本さんは批判されても、罵倒されても、殴られても、自分を貫いて生きてきた素晴らしい方だと思います。
誤魔化しや嘘に気づいていても、いつもやってるからと見て見ぬふりをしたり、面倒だからそのままでいいと思って何もしなかったり、気づけばそんな大人になっていませんか?
大学までのハイウェイバスに乗せられている若者
学歴が無いとダメなケースもありますが、社会に出たら学歴よりも大事な物がたくさんあると思います。
いい大学出て大企業に就職してそこから何も学ぼうとしない、日本人は大人になったら勉強しない1980年代でもそうだったのかと初めて知りました。
2019年の統計で、23歳以上の大人が1日に勉強している時間が、先進国で最下位の平均7分というやばい結果になっていますからね。そのくせ子供に勉強しろって言ってる大人達はゴミですね。
インドの古代文字を解読したら「近頃の若い物はだらしがない」とかかれていたそうです。
いつの時代も近頃の若者はっていってるんですね。
でもその若者の中に、時代を変えていく人が現れて今が作られているって、何か人生って皮肉です。
激しく挑み続けて世の中が変わらなくても自分が変わればいい
自分が変われば周りがかわる、変われないと思っている人は一生変われないし、変わりたくないと思っている現状維持人間なので、かかわらないでそっとしておきましょう。
第三章
相手の中から引き出す自分それが愛
日本と外国の恋愛事情
18歳~28歳までフランスで過ごした岡本太郎は、ヨーロッパの人の積極制がすごくて衝撃的だったそうです。
今でこそ情報にあふれてますが、まだ戦前で情報も少ないまま自分の目で見たヨーロッパは衝撃的だったと思います。
カフェなどで、よくナンパしたそうです。
結婚は人間の手かせ足かせにしかならない結婚は人生の墓場だ
何かを守るために自分を犠牲にしないといけないことが増えるので、ずっと独身を貫いたんだと思います。
フランスほど積極的な女性が日本には少なく、三歩下がって歩くとか古い考えが残っていて、日本の恋愛がよくわからないと本書に書かれていましたが、フランス人の方が魅力的だったのかもしれません。
恋愛はどちらかの愛情の比率が多い片思いだ相思相愛は無い
たしかに相思相愛の恋愛でも少なからず、どちらかの思う比率が多いのは納得いきますね。
片思いが一番たのしいので、たくさん片思いすればいい思い出たくさんできますね。
子供を子供という枠にはめてしまっている7.8歳から考えもしっかりして大人と同等に扱わないといけない
この言葉は嫁によく言われます。
赤ちゃん言葉使ったり、誤魔化したり、きちんと対等の立場で接さないとダメですね。
7.8歳の時に討論で親を納得させていたそうなので、逆に子供らしくないと言うか1人の対等な人間として、親から扱ってもらっていたという事ですね。
歴史に名を残す人の親って、何か普通の育て方ではなく興味のあることだけをやらせたり、夢中になっている事にとことん特化して育てている人が多い気がします。
第四章
あなたは常識人間を捨てられるか
きれいはその時の情勢を表しているが、美しいは本当の美である
芸術家が考えることは違いますね、凡人の自分には綺麗も美しいも特に考えたり、気にして使ったことなかったです。
経済大国になって国や組織は大きく豊かになったが、1人1人の心が貧しくなってる日本人は変身しないといけない
バブル期からすでに、日本人の心は貧しかったんですね…
自分は、もっと心が豊かな人間になりたいと思って沖縄に移住したので、どうすれば心が豊かな人間になれるか日々迷走中です。
芸術とは、素っ裸で無条件に生きる事、失った人間の原点を取り戻し強烈に膨らんで生きている人間が芸術家である
着飾ったり周りに気を取られたりしないで、感じるものが芸術なんですね。芸術の感性ゼロなので何が芸術なのかわかりませんが、何かに流されずありのままの自分を表現することが大事なことかもしれません。
芸術は爆発だ
この言葉は知っていましたよ!
別に狙って言った言葉ではないそうですが、流行りだしてからTVとかで、やたらとこの言葉使ってくださいと言われ流行語大賞をとったらしいです。
子供の頃から心の中にゆずることのない信念があった
その信念はどうやったら生まれてくるのか知りたいです。何も考えないで惰性で生きている人が多すぎると本書でいわれている様に、信念がないと何もうまれませんからね。
大人になるとだんだん消えていく好奇心を、常に心の中に持っていたんだと思います。
きれいな手作りは機械と変わらない味がある不器用な物の方が人間味があっていい
物があふれている現在は、大量生産、大量消費の時代が終わりに近づいています。
きれいな物より、無骨な手作りの物の方が今の時代には味があっていいかもしれないですね。
今の人間は本当に生きているのか?
生きがいを持ってその瞬間を自分をいきてるのか、ベルトコンベアに乗せられ己を失って、ただ惰性的に生活しているなら本質的に生きているとは言えない!
1人ひとりが強烈に生きがいに満ち溢れ輝いていない限り生きているといえるのだろうか?
毎日を必死で生きてみたいです。ただ何となく生きている自分がつまらない人生みたいで…
まとめ
岡本太郎さんの事を、ほとんど知らない状態で読んだので、第二次世界大戦前にフランスに留学していたことや、絵だけでなく哲学や思想を学んでいたこと、常に自分の意志を貫き曲げなかった事を知り驚きました。
歴史に名を残す人って、自分の分野だけでなく色々な事を学んでいたり、向上心や信念があってたくさんの事を学んで成長しているんですね。
そうじゃないと本も出せないし、考え方も浅くなってしまいますね。
天才たちも普通の人以上に努力していたというよりも、好奇心をもって何かに熱中した結果がそうなった事が多い気がします。
最近だと、サッカーの本田圭佑選手もワールドカップで負けた数時間後に、プログラミング教室に学びたいと連絡をしたそうです。
日本が負けたことに落ち込んでいる時に、もう次のビジョンを見据えて行動が出来る人ってなかなかいませんね。
凡人で終わらないように、惰性的にではなく、その瞬間を必死で生きれるように人生悔いのないように生きていきます!
何だかんだ言って人生楽しんだもん勝ちでしょ!
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